ハワイ旅行、誰もがしたい魅惑の場所。今でも日本人の第一位の海外旅行先となっています。コロナ禍も落ち着いてきたので、そろそろハワイに行こう!という方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんなアナタのために、気になる疑問や不安に答えるため、いち早くハワイ旅行をしてきました。
※旅行時期2023年4月上旬。
※情勢が目まぐるしく変わっているため、変更されている可能性がありますので、ご注意ください。
※長いので、ご興味のあるところへは目次から飛んでお読みください。
ハワイに行くためにはどんな書類が必要?手続きは?
まずは気になる必要な書類や手続き。以前よりも手間は増えています。
パスポート
ESTA
宣誓書
ワクチン接種証明書(アプリ含む)もしくは陰性証明書
その他航空会社独自の書類
VISIT JAPANの登録
※今後、変更される可能性がありますので注意してください。
どこでどんな手続きや書類が必要になるのか、ざっくりご紹介します。
空港へ出発する前までにしておくことは?
出発72時間前までに、ESTAの登録・承認が必要となります。これは以前と変わっていません。
ただし、久しぶりに海外旅行という方は、ESTAが切れている、もしくはパスポートの更新でESTAが失効しているのではないでしょうか?
ESTAは、パソコン上で手続きできますので、ご自身で行うことになります。もちろん、ツアーの場合は代行手数料でやってもらうこともできます。
なお、手数料は1人21ドルです。0歳の赤ちゃんでもこの手続きが必要となります。パスポートも必要ですし。
日本の空港(出発カウンター)でする手続きは?
筆者は、今回ANAを利用しましたので、そちらの情報になります。ANAの場合、パスポートとEチケットの他に、米国CDCへの情報提供という用紙と、米国疾病予防管理センター(CDC)に対する宣誓書が必要でした。
アメリカでは、成人の入国の条件に2回以上のワクチン接種もしくは陰性証明書の提出が必要となっています。2歳未満の赤ちゃんには課されていません。
2歳以上18歳未満の子供の場合、ワクチン接種は必須ではありません。帯同する成人の親権者がいるでしょうから、こちらに2回以上のワクチン接種済証明書か陰性証明書の提出が求められるのです。
さらに、入国後3~5日の間にPCR検査を受けます、という宣誓が必要となっています(宣誓書の記載)。
まぁ、多くの日本人旅行者は3泊5日や4泊6日なので、そもそもこの間に帰国してしまうため、あまり関係ないかもしれません。
アメリカ滞在中や帰国時の空港で、PCR検査結果の提出を求められることはありませんでした。
成人の場合、2回以上のワクチン接種証明があれば、宣誓書の記載も簡単に終わります。
アメリカ入国には2回以上のワクチン接種でよいのですが、日本帰国の場合は3回以上の接種が必要となります。それ以外は、陰性証明書が必要となっています。
ハワイ(アメリカ)入国のときに必要な手続きは?
アメリカ入国の際に入国審査があります。これは、お馴染みです。必要な書類は、パスポートの提示のみ。顔写真と指紋の撮影は相変わらずでした。どこ泊まる?とか何日滞在?とかの質問も変わっていません。
家族の場合、一緒に手続きできるため、不安ならば、みんな揃って手続きしてしまいましょう。ファミリーと言えば大丈夫です。以前、家族構成を聞かれたことがありました。その時には「私の両親で〜、私の子どもで〜」と答えて普通に問題ありませんでした。
驚いたのが、この税関申告書。いつも眠い目をこすりながら機内で書いていたので、今回は事前に記載していこうと思ったら、省略されるようになったとの情報。
機内でもCAさんに確認しましたが、本当に不要になっていました。
ハワイ滞在中にする手続きは?
ハワイ滞在中、VISIT JAPANの登録を完了させます。ハワイの空港で提示する必要があるためです。パスポートを写真撮影したり、接種証明書をスクリーンショットでとり貼り付けたり、と少々手間がかかります。
ハワイの空港(出発カウンター)での手続きは?
ハワイから帰るときに、航空会社のチェックインカウンターで、これらの提示が必要となります。
VISIT JAPANの手続きをすると、ワクチン接種証明に関する記載や接種証明書を貼り付けるため、接種関連の記録もあります。
子供に関しても同様です。承認画面は1人1人必要となっています。ただし、保護者となる帯同者が同行者もまとめて手続きできます。
コロナでどう変わった?
ハワイにしばらく行っていないと、不安になりますよね?現地で感じたことも含めてお答えします。
日本人旅行者って?
ハワイでは、日本人の旅行客がとっても少なくなってしまいました。え?ここ日本?と勘違いしてしまうくらい日本人ばかりだったのに、今ではあまり日本人旅行カップルやファミリーを見かけませんでした。
代わりにアメリカ人がバカンスに来ているのか、たくさんいました。
あぁ、海外だね、という感じです。
マスクってつける?つけない?
マスクの着用は強制ではありません。日本同様。ただし、自主的につけるのも自由です。
ハワイの現地の方やアメリカンな旅行者たちは、誰もマスクをしていませんでした。
ただし、店舗スタッフやホテルスタッフはマスク着用していた方がほとんどでした。そのため、やっぱり感染リスクはあるのだな、と感じました。
日本人は律儀にマスクしている方もポチポチ見かけました。もちろんしていない日本人旅行者もいました。
ちなみに、朝食ビュッフェでもみなマスクしていないため、感染リスクはどうなんだ?と少々不安になりました。お話しながら取っている旅行者も多かったので。
コロナ大丈夫だった?
結果的に感染していません。
ただし、日本で過ごすのと同じように普通にマスクしていました。
免税品は買える?ギャラリア(免税店)どうなった?
ワイキキで唯一の免税店、DFSギャラリアワイキキ。閉店のときには、賃貸トラブルがあるとのウワサがありましたが、2023年4月上旬でも、閉まったままでした。
カードラウンジとかどうなってるの?
DFSギャラリアは、多くの旅行会社のラウンジやクレジットカード会社のラウンジがありました。ツアーの場合、ここかアラモアナショッピングセンターあたりの旅行会社ラウンジで説明を受けます。
そのため、この場所にあったラウンジはどうなっているのか、不安ですよね?クレジットカードラウンジは、以下に移転しています。
楽天カードハワイラウンジ→インターナショナルマーケットプレイスに移転
ホノルルラウンジ(合同カードラウンジ)→ワイキキショッピングプラザに移転
空港のカードラウンジは営業しているようです。
空港の免税店は?
DFSギャラリアワイキキがダメでも、ホノルル空港(ダニエルKイノウエ国際空港)の免税店があるじゃない?という希望を持ちますよね?私もそうでした。しかし、空港では若干免税店が開いているだけでした。閉まっているお店も多かったです。
環境面などどうなっているの?
その他の疑問にお答えします。
海がキレイになったって本当?
海はキレイになっている、という話でしたが、やはりキレイになっていました。青さが増したといいますか。
治安が悪くなったって本当?
ウォルマートで感じたことですが、貧富の差、大きくなってません?そのため、治安については悪くなっているかもしれません。
以前はワイキキのメイン通りは夜遅くても、観光客で賑わっており、それほど危険を感じることはなさそうでしたが、今は厳しいかもしれません。
詳細は、外務省などが出している情報をご覧ください。
旅行費用やサービスってどうなっているの?
旅行費用やサービス面の変化などの疑問についてお答えします。
円安ってやっぱりツライ?
はい、ツライです。ハワイ(アメリカ?)の物価上昇と円安(1ドル135円くらい)が相まって、食事をするにも割高、買い物するにも割高でした。
もともと自分の中で1ドル110円くらいの感覚があるため、余計に割高に感じてしまうようです。
ホテルの宿泊費ってどう?
宿泊料金、とっても高くなっています。海外なので「全国旅行支援」ありません。
これは、コロナ禍にほとんどのホテルがリノベーション(改装)をしたのも影響しているものと思われます。コロナ禍で客足が減った分を穴埋めしているわけでもないでしょう。
そのため、ホテルの部屋や施設がかなりキレイになっていると感じるはずです。
サーチャージ高くない?
サーチャージと空港使用税、高かったです。筆者の場合は7万円オーバーでした。
6月からはサーチャージも下がってきますので、夏休みの旅行はもう少し安く旅行ができるかもしれません。
JCBカードなどの割引はある?
日本人が多く旅行するハワイ。このため、各クレジットカード会社は、割引クーポンなどのサービスを提供していました。
現在もまったくなくなったわけではありませんが、クーポンの数や割引が厳しくなっています。
特にJCBカードは、ハワイでの営業をとっても頑張っていましたので、メイシーズなどで10%の割引が受けられる特典もありました。しかし、現在はメイシーズの割引を受けられなくなっています。
日本人がハワイ旅行できないため、仕方がないのかもしれません。今後日本人観光客が増えてくれば、サービスは増えてくるのではないでしょうか。
とはいえ、近年楽天カードが営業をがんばっているらしく、楽天カードでの支払いで割引を受けられる、などの特典も増えていました。
複数のカードを持っている方は、使い分けるのも旅費を少しでも抑えるポイントですね。
フリーペーパーは?
クレジットカードの割引と同じく強い味方、フリーペーパー。こちらには、多くのクーポンがあるため、滞在中の食事やショッピングなどに大活躍します。
しかし、今回手に入ったフリーペーパーは2種類のみ。これらのフリーペーパー以外のサービスは、WEB上に掲載されているため、そちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。
ワイキキトロリー動いている?
いわゆるピンクトロリーと呼ばれていた、ワイキキトロリー(ピンクライン)動いています。もちろんJCBカードで無料です。アメリカ人は普通にバスと同じように利用しているため、トロリー券利用や都度料金支払いをしていました。
クレジットカードラウンジは?ツアーラウンジは?
日本人観光客が少なかったため、まだサービスが再開されていないものも多かったです。特に、空港・ホテル間の送迎が困りました。
楽天カードハワイラウンジ
楽天カード所有者ならば誰でも利用できるラウンジ。同伴者の人数しばりなし(ただし、カード非会員だけにならないようにしなければならない)。ブラックカードやプレミアムカード所有者専用のスペース「Premium Room」あり。
アラモアナセンターとインターナショナルマーケットプレイスの2箇所。
https://www.rakuten-card.co.jp/overseas/hawaii/lounge/
JCBプラザラウンジ・ホノルル
JCBカード所有者(提携カードも可)ならば誰でも利用できるラウンジ。こちらも同伴者の縛りなし。アラモアナショッピングセンターにJCBプラザ・ホノルルがある。
https://www.jcb.jp/services/plaza/lounge_honolulu.html
ホノルルラウンジ(合同カードラウンジ)
各カード会社会員、ジェイアイ傷害火災保険などが利用できるラウンジ。対象クレジットカードにはゴールド会員以上などの条件あり。ちなみに、JALカードDCの場合、club-Aでは利用不可。三井住友カードはゴールド以上、エポスカードもゴールド以上、などでした。
https://www.wasamerica.com/honolulu-branch/
エポスカード新規入会
懐かしいハワイはそのまま!楽しいハワイ旅行を
変わったところもあるハワイ。でも、ハワイは以前のままちゃんとありました。とっても懐かしかったです。変わっていなかったところも多くありました。
少しずつ日本人旅行者もハワイに増えており、ハワイ入国や日本帰国の際の条件や手続きなども簡略化してくれば、より身近になってきます。そうなれば、もっと旅行客も増え、サービスも戻って来ると思われます。
ずっと我慢していたハワイ、ついに行けるハワイ、久しぶりのハワイ、ぜひ実現しますように!